この記事を読んでいるあなたは

• 中イキってどんな感覚か知りたい
• 中イキする方法ってあるの？
• 中イキできない原因が知りたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事ではそんなあなたに「中イキしやすくなる方法やできない原因を解説」をお伝えしていきます。

女性が中イキしやすくなる方法

自分のみできる方法からパートナーとできることまで、ここにまとめてみました。よければ参考にしてください。

外イキでイク感覚を掴む

性感帯として多くの方に知られている「クリトリス」には性的興奮を感じる神経も多く、男性でいうところの亀頭に当たる器官です。性的興奮を感じると、クリトリスは充血して膨らむようになります。クリトリスを刺激し続けて、イクことを一般的に外イキと呼んでいますが、何度も経験すると段々とイク感覚を掴みやすくなる女性も多いようです。

また、クリトリスは神経が集中している部位であるため、イクまでの時間が短く比較的簡単にイク感覚を得られやすい器官でもあります。そのため、イク感覚が分からない方は、自慰(オナニー)でイク感覚を掴むことができると、セックスでもイキやすくなるでしょう。
しかし、敏感な器官であるがゆえに、強すぎる刺激は痛みを感じる原因となります。自慰(オナニー)やセックスで触れる際は、

• 清潔な手や器具を使用する
• いきなり強い刺激を加えない
• 痛みを我慢して続けない

など気をつけましょう。また、吸引するグッズを使用しすぎたり、過剰な刺激で炎症が起こるとクリトリスが肥大化する可能性があります。

66%の女性が悩む不感症「オーガズム、中イキは最後は気合いと根性」

自身のGスポットを知る・探す

Gスポットは膣内部の上部に存在する性感帯で、膣開口部から3〜5センチ中に入った膣前壁にあります。ちょうど恥骨の裏側付近にあり、表面がザラザラしているのが特徴と言われています。ですが、Gスポットの存在は医学的に証明されているわけではないため、あくまでも目安程度に思ってください。

さて、自分でGスポットの位置を確かめるには、優しくゆっくりとマッサージをするように探すことをおすすめしています。この時、意識したいのが、「Gスポットの存在を探すことにこだわらないこと」。

もし見つからない時は、

• 圧の掛け方を変える
• 焦らずに別日に探す
• 範囲を変えてみる

など自分が気持ち良いと感じられる場所をゆっくり探すことが重要です。

また、Gスポットがないと感じられる方や、男性器に触れにくい形をしている方もいらっしゃいます。そもそもGスポットは、周囲と組織的に異なる部位ではないとされているためです。さらに膣内も個人差があるものなので、膣内を感じにくい、気持ち良くないと思う女性がいてもおかしいことはありません。

＜女性器についての詳しいコラム＞
女性器とは？それぞれの名称や構造とトラブルを解説

リラックスできる雰囲気を作る

イクためには、自身がリラックス状態であることが望ましいでしょう。もしも、自分が人との会話で緊張している状態を想像してみてください。言葉や感情をうまく伝えられなかったり、ギクシャクしてしまうことはありませんか？

セックスは、コミュニケーションツールの一種です。リラックスしていたり、ストレスを溜め込んでいない方がコミュニケーションは取りやすいと思います。それと同様に、セックスもリラックスしている方がイキやすいとされています。

また、リラックスするためには、

• 照明に気を配ってみる
• 翌日に予定がない日にチャレンジしてみる
• 日常的にコミュニケーションの時間を増やす
• お湯に浸かって身体を温めておく

などの方法があげられ、時間や精神といったものに余裕を持つことをおすすめしています。これらの方法は一部でしかないため、自分にあったリラックス方法をパートナーと探してみるのもよいでしょう。

セックスについてパートナーと話し合う

後述するイクための仕組みの中で、興奮期から高原期へ移行する(イク)ためには、刺激を与え続けなければなりません。そして、高原期へ移行する(イク)タイミングには男女で差があります。そのため、お互いの欲望や好み、不安を共有し合い、お互いが気持ちよく得られる方法を見つけることが大切です。

潤滑剤を使用する

膣内が濡れやすい日もあれば、濡れにくくなる日もあるでしょう。これは、ホルモンバランスの乱れや月経周期、ストレスなどが原因です。原因はさまざまですが、濡れないと焦ることでストレスになり、より濡れにくくなることも考えられます。

人によっては抵抗感もあるでしょうが、濡れにくいことが続く時には、潤滑剤の使用がおすすめです。膣の環境は、月経や年齢などあらゆる周期やストレスなどのキッカケで変化があります。辛い時に無理をすると悪化し、性行為に抵抗が生まれることもあるでしょう。無理をせずに自分を労るアイテムだと思って使用してみてください。

膣トレする

膣トレすることで、感度をあがるといった効果を聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。

ですが、感度アップ以外にも様々なメリットが膣トレにはあります。

• 尿漏れ改善や予防
• 子宮脱などの疾患予防
• ぽっこりお腹の改善
• 膣圧が上がる

やり方は以下のコラムにて解説していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

＜膣トレについての詳しいコラム＞
膣トレとは？骨盤底筋の基礎知識や膣トレのやり方と効果について

クリニックでの治療

前述した方法を試してみても中イキが難しい場合、クリニックに頼ることも視野にいれてみてください。ここでは、ヴェアリークリニックでできる治療を紹介します。

Gショット

Gショットは、Gスポットへヒアルロン酸を注入する施術です。前述の通り、膣内の構造的にGスポットが男性器に触れにくく、凹んでいる方もいらっしゃいます。ですが、Gスポットを隆起させることにより、

• オーガズムを感じやすくなる
• 感度を今まで以上に高める
• 副次効果として、濡れやすくなる

といった効果が期待できます。よって、セックスに積極的になりたい方や感度を上げたい方にもおすすめしています。
また、ヒアルロン酸は患者様の希望や悩みに合わせてお選びしています。カウンセリングにて、希望やお悩みをお聞かせください。

名器形成(膣ヒアルロン酸)

名器形成(膣ヒアルロン酸)は、Gショットと同様にヒアルロン酸を注入する施術です。Gショットとの違いは、名器形成(膣ヒアルロン酸)は膣内ヒアルロン酸を注入します。膣内を狭くしたり、膣圧を高めることで、

• 膣のしまりを良くする
• 男性器との密着を強める
• 不感症の改善
• 濡れやすくなる

などの効果が見込めます。
また、注入の短時間治療なので、ダウンタイムも短く済みます。

クリトリス包茎手術

女性の中には、クリトリスに包皮がかぶさっている方もいらっしゃいます。クリトリス包茎手術は、そんな包皮を切除する施術です。クリトリスが覆われていると、快感度が低下してしまうほか、垢が溜まりやすくなり、衛生面で問題になることもあります。

また、包茎は男性だけがなると思っている方もいますが、それは違います。ですが、自己判断では難しい場合もあるでしょう。疑問に思ったり、疑わしい場合はぜひ、ヴェアリークリニックでご相談ください。

膣縮小手術

ヒアルロン酸の注入だけでは、膣内を十分に狭くすることが難しい方におすすめする施術です。物理的に膣が狭くなるよう、壁を縫い縮めるため、効果としては半永久的と言えるでしょう。

しかし、こちらの施術は今後出産の予定がある方やダウンタイムがしっかり取れない方にはおすすめしていません。ヒアルロン酸と違い、効果が半永久的で出産に影響がある可能性があること、メスを入れて縫うことから日常生活へ戻るのも時間がかかるためです。

女性にとって中イキとはどんな現象？

女性の中には

• 自身が「不感症」なのではないか？
• 「中イキ」できないのが辛い
• パートナーとは相性が悪いのではないか？
• そもそも「イク」って感覚が分からない

といったお悩みを持っていることでしょう。また、こうした話は同性同士でもしにくいですし、パートナーに打ち明けられずに演技をして疲れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、女性のオーガズムの「中イキ」が、そもそもどのような現象なのかを解説します。

そもそも中イキとは？

中イキは、女性器である膣に挿入中に発生するオーガズムの一種です。メンタル面や体の構造などの要因が複雑に絡み合って達するとされています。
タイミング的には、セックスで陰茎を挿入している時、前戯中に指や大人のおもちゃで刺激している時などで中イキを経験する方がいらっしゃるようです。

中イキは誰でもできる？

セックスしたら必ず中イキできるように思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ 2020」によると、3割の方がオーガズムに達することができないと回答しています。なかなか、すべての方が中イキの経験をできるようになることは難しいようです。

参考：https://www.jfpa.or.jp/pdf/sexservey2020/JexSexSurvey_all.pdf

中イキと外イキの違い

女性のオーガズムは、中イキと外イキに分類されているように思われる方もいらっしゃるでしょう。ですが、医学の分野では女性が快感を感じる器官は同じであると言われています。これはクリトリスや尿道、膣などが、すべて繋がっていることに由来しているようです。

中イキはどんな感覚？

感じる器官こそ同じだと言われていますが、中イキは外イキよりも強い快感を感じるとおっしゃる方が多いようです。Gスポットでは、クリトリスでのオーガズムよりも余韻が長く、全身の力が抜け落ちたような感覚になると言われています。

また、ポルチオは1回や2回でイクことは難しく、時間や回数を重ねていくことでイキやすくなるようです。

女性がイクまでの仕組み

女性がイクまでには以下のような4つの段階があります。

• 興奮期
• 高原期
• オーガズム期
• 消退期

女性器は男性器と違い、イクまでの準備がすぐにできる訳ではありません。興奮期からオーガズム期まで20分かかるとされています。男女でオーガズムへ達する時間には差があるということを理解しておきましょう。

＜オーガズムについての詳しいコラムはこちら＞
女性が感じる仕組みとは？スキーン腺とオーガズムの関係について解説

女性が中イキができない原因

中イキには、テクニックやコツが必要です。しかし、それ以外にも女性が中イキしにくい原因もあります。ここでは、一般的な原因について解説したいと思います。

緊張している

不安や恥ずかしさなどで緊張すると、身体が硬直したり、パートナーからの刺激を感じにくくなります。
身体が緊張する原因として、

• セックスに不安やトラウマがある
• 仕事が忙しく、疲れが溜まっている
• 自律神経が乱れている
• セックスに慣れていない
• 自分の体に自信がない
• 性欲が沸かないのに無理している
• イカなければいけないと思い込む

などがあげられます。

こうした原因を無視してセックスを進めると焦りや不安、プレッシャーが生まれ、余計にイキにくくなります。セックスに対して苦手意識ができてしまうことも考えられるため、イクことができなくても自分やパートナーを責めないようにしましょう。

前戯や挿入までの時間が短い

女性がイケない原因に、前戯や挿入の時間が短いと女性の身体は高原期に移行できないことがあげられます。男性器で例えるなら勃起していない状態で挿入するといったことが起こってしまうためです。男性が勃起なしには膣への挿入が難しいように、女性の身体にもイクための準備が必要になります。

しかし、男性と違い、女性の性的興奮は徐々に上がっていくもので、女性はイクための準備や時間がかかります。その上、女性のオーガズムはワンパターンでなく、人それぞれで多様です。こうしたら必ずイケるというマニュアルみたいなのはないので、パートナーと探してみましょう。

膣内の奥まで濡れていない

女性がイクためには入り口だけでなく、膣内の奥も濡れている必要があります。膣内の奥まで濡れていない状態(興奮期)で挿入すると、性交痛が出やすくなるためです。

そうして高原期へ移行できないままのセックスを繰り返すと、「セックス＝痛いもの」と身体が学習します。痛みを予測して身体が緊張して、さらにセックスが痛いものと学習する負の循環を招きかねません。自分自身では濡れていると思っていても、奥までは濡れてなかったということもありえます。お互い焦らずに濡れるよう、ゆっくりと前戯も楽しみましょう。

膣がゆるんでいる・男性器が当たりにくい

膣がゆるんでいたり、膣内の構造的に男性器が当たりにくい方もいらっしゃいます。物理的に膣内で男性器が当たりにくいせいで、イキにくいといったことは起こります。膣がゆるむ原因としては、

• 妊娠や出産
• 運動不足
• 便秘
• 足を組む習慣がある

妊娠や出産は原因として一時的なものでありますが、以前の状態に戻りにくい方もいらっしゃいます。

＜膣のゆるみについての詳しいコラム＞
膣がゆるむ原因とは？ゆるむことで起こるトラブルや改善と治療方法について

クリトリス包茎である

クリトリス包茎の場合、

• 触られても感じにくい
• オナニーでもイキにくい

といったことが中イキできない原因となる場合があります。
無理に指やローターの強い刺激を与えると、包皮が伸びたり、炎症が起こります。よりオーガズムに達しにくくなるので、気をつけましょう。

女性ホルモンのバランスが崩れている

女性ホルモンのバランスが崩れると、クリトリスや膣の血流が悪くなったり、粘膜が薄くなって硬くなることもあります。
原因として、

• ストレス
• 妊娠や出産
• 更年期や閉経
• 服用している薬の影響
• 食生活の乱れ

などがあげられます。思い当たりのある方は、こうした原因を軽減するように習慣をつけてみましょう。

まとめ

女性がイクためには精神的な要素や準備が重要です。そのため、中イキしなければいけないと悩むほど、プレッシャーを感じてイキにくくなります。
ですが、「中イキできないこと＝相性が悪いや愛情がない」ということではありません。それぞれが気持ち良くなれるセックスをパートナーと探していけるとよいですね。