処女膜再生手術とは?処女膜の役割や形についても解説
2022.07.14
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女性器形成
この記事を読んでいるあなたは
- 処女膜再生手術とは何か知りたい
- 処女膜再生のリスクや注意点が知りたい
- 処女膜を自然に戻す方法があるのか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事ではそんなあなたに「処女膜再生手術とは?処女膜の役割や形についても解説」をお伝えしていきます。
処女膜再生手術とは
処女膜再生手術とは?
当院の処女膜再生手術は、断裂した処女膜を縫い合わせることによって処女膜を再現する施術です。
断裂した処女膜が残っている場合には、寄せるように丁寧に溶ける糸で縫合していきます。処女膜が委縮してほとんど残っていない場合には、膣粘膜で処女膜のヒダを再現するように溶ける糸で縫い合わせていきます。
処女膜再生手術の施術までの流れ
施術にはクリーム麻酔と局所麻酔を併用し、オプションで笑気麻酔などの追加もご選択いただけます。処女膜再生手術後の出血はほぼありません。術後の痛み止めは不要な程度です。
処女膜再生手術の対象となる適応
- 初体験の時の感覚を味わいたい
- パートナーに処女と思われる必要がある
- 性交渉の経験がないのに運動などで処女膜が破れてしまった
- 性交渉の体験がないのにあると勘違いされたくない
- 失った処女膜を再生したい
処女膜再生手術のリスク
処女膜再生手術前の注意
生理中は止血の確認がしにくくなるため、基本的には避けていただいています。
処女膜再生手術の副作用
処女膜再生手術には、腫脹、出血、疼痛などがあります。ただし、腫れや出血は起こったとしてもわずかで、数日以内に治まります。疼痛も数日以内に治りますが、痛み止めを内服していただくことも可能です。
処女膜再生手術後のポイント
性交渉の時に出血や痛みを伴うためには、処女膜再生手術翌日から1-2週間以内に性交渉をする必要があります。前述の通り、糸が吸収され始めると、縫い合わせた処女膜がまたバラバラになってしまうため、手術の効果を上手に得られない可能性がありますので、気をつけてください。
処女膜や再生手術にまつわる疑問
破れた処女膜は手術で戻せるのか
はい、可能です。当院でも処女膜再生手術を扱っていますので、お気軽にカウンセリングでお伝えください。
破れた処女膜は自然に再生しない
破れた処女膜が自然に再生することはありません。処女膜再生手術をする必要があります。
再生した処女膜が失われる際の痛みや出血はあるのか
処女膜再生手術は溶ける糸で縫うのですが、それが破綻するときに痛みと出血を伴います。したがって、糸が溶けてしまった後には、痛みや出血は基本的にはありません。
処女膜再生手術に年齢制限はあるのか
処女膜再生手術に年齢制限は特にありません。安心して受けにいらしてください。
処女膜再生手術は抜糸する必要ありますか
ヴェアリークリニックの処女膜再生手術では、抜糸の必要はありません。溶ける糸を使用するためです。
年齢を重ねるほど処女膜を失う時の痛みが増すのか
年齢を重ねるほど処女膜を失う時の痛みが増すということはないと思います。
そもそも処女膜とは?
「出血しなかったから処女じゃない」と男性に言われ、自信も知らなかったために傷ついてしまった方もいらっしゃいます。とても悲しい出来事ですが、そうしたことを少しでも減らすため、男女共にお互いの体には個人差があることを今回もぜひ知ってもらいたいです。
処女膜とは
処女膜は膣口付近に位置し、弾力のある柔軟な組織からできた薄い粘膜のヒダです。新生児の時期は母体である母親のホルモンの影響を受け、処女膜は厚い淡いピンク色をしています。その後成長するにしたがって、処女膜は比較的薄くてなだらかな縁状になることが一般的です。
思春期が近づいてくると、少々厚みが増したり、伸び縮みしやすくなるなど様々な形に変化します。ですが、これは一番多いパターンというだけであって、すべての方が同じように成長する訳ではありません。
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処女膜の役割
人体のそれぞれの役割が全て知られていないように、処女膜の役割も医学的にはまだ解明されていません。ですが、一説によると処女膜は「成長期を迎える前の膣を細菌感染から守るためにあるとしている」や「精子の逆流を防ぐ」などの役割があるとされています。
処女膜は「膜ではない」
処女膜は完全に塞がった膜ではありません。名前に「膜」とついているため、膣口を全て覆っている形なのではないかと思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、大体の方は中央に小さな穴が空いていたり、中には複数の穴が空いていたりします。この小さな穴がないと、毎月起こる生理の経血は体外へ排出されません。
処女膜の閉鎖と疾患
稀な疾患ですが、処女膜が完全に塞がってしまっている方もいます。その場合は生理の経血が体外に出すことができません。そのため、経血が体内に溜まってしまい、腹痛を繰り返すような方もいらっしゃいます。
血液が溜まる場所によって以下のように呼ばれます。
- 腟なら腟留血腫(けっしゅ)
- 子宮なら子宮留血腫
- 卵管なら卵管留血腫
思春期を迎えて初潮がこない場合には注意が必要です。しかし、こうした症状は適切な処置を受ければ、順調な月経がみられるようになります。不安なときは医療機関で相談しましょう。
処女膜の損傷と出血や痛みについて
処女膜損傷するタイミング
処女膜の損傷には、以下の要素が挙げられます。
- 性交渉
- 激しい運動
- 出産
しかし、処女膜が損傷する原因の大半は性交渉です。とはいえ、処女膜の形状や柔軟性によっては、アスリートのような強度のある運動やタンポンで損傷を受ける場合があります。いずれの場合も損傷を受けると処女膜は完全に消失したり、小さな組織片となってわずかに腟口の周辺へ残ることもあるとされています。
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処女膜損傷時の出血や痛み
処女膜は、
- 初体験の時に破れて出血するもの
- 破れた時の痛みが強いもの
などの様々な固定概念をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、損傷を受けた際の出血の有無には個人差があります。元々処女膜は血管の少ない部位であるため、出血しないことがほとんどです。そして、処女膜が破られた時よりも「前戯が不足」していたり、「無理に性交渉」をしたりする方が、膣壁が傷ついて出血する可能性が高くなると考えられています。
更にいうと処女膜が喪失した時の痛みは、軽減されるか全くなくて済む場合があります。性交痛になることもあるので、膣内がしっかりと潤ってから性交渉しましょう。
処女膜の形と分類
処女膜にも様々な種類があり、今回は処女膜の分類について紹介いたします。
ですが、一部用語には医学的解剖学的用語だけでなく、婦人科形成領域における通称名も含まれています。
損傷の程度による分類
完全処女膜
処女膜が損傷を負っていない状態です。
破綻処女膜
性交渉を重ねたり、出産後に画像の様に処女膜が伸びて広がったりする。
処女膜痕
出産などの理由で、完全に処女膜が消失して痕だけが残っている。
閉鎖処女膜
処女膜の先天的な異常であるとされていて、この他にも先天的な異常が伴うこともある。
開口部の形による分類
環状処女膜
一般的に多いとされる処女膜の形の一つ。ドーナツのような形。
半月状処女膜
下半分が三日月になるような形。こちらも一般的に多い処女膜の形とされる。
中隔処女膜(二ツ孔処女膜)
比較的に少ないとされている形で、処女膜に穴が2つあるような形状をしている。
篩状(ふるいじょう)処女膜
こちらも少ないとされている。処女膜に小さな穴が複数あるような形。
分葉状(ぶんようじょう)処女膜
環状処女膜の輪が広がっているような形です。
剪裁状(せんさいじょう)処女膜
切れ込みが少なく、処女膜がYの字状で3分割になるような形に見える。
まとめ
以上、「処女膜を再生する手術⁉失われた処女膜の再生方法と処女膜について」をお伝えしてきました。
処女膜について、長年の固定概念のチカラが強い様に思います。
ですが、生まれ持った体は個人差があります。
正しい知識を皆さまに知ってもらい、男女共により良い生活にしてもらいたいですね。
また、こうして認知を広めるのはもちろん、施術でも皆さまのより良い生活のための最適なご提案をさせていただきますので、処女膜再生手術に興味や施術を受けたい方はぜひ、カウンセリングへいらしてください。