不感症治療で悩みを解決|婦人科形成のveary clinic

2022.02.09

  • 女性器形成

この記事を読んでいるあなたは

  • 今までオーガズムを感じたことがない
  • 濡れにくい
  • 感度を今まで以上に高めたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事ではそんなあなたに「ダウンタイムほぼなし、不感症治療!Gショットとは?」をお伝えしていきます。

不感症の実態

コラム5-1

日本人が抱える性の悩み

「J E X  J A P A N  S E X  S U R V E Y2020(ジェクス ジャパン セックス サーベイ 2020)」という日本人の性に関するアンケートがあります。

延べ5000人以上からの回答を得た報告では、なんと20-40代女性の「約66%」が性交渉の時に痛みを感じているという結果でした。

また、「50%」が快感を得られていない、あるいはオーガズムに達することができないという悩みを抱えていることがわかります。

悩みを持つかたへ

このコラムを読まれている方の中にも、同様の悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか?

そして、体質のせいなのだと諦めていたりはしないでしょうか?

実は、このいわゆる不感症、医学の力で解決できる可能性があるのです

それが、今回紹介する施術「Gショット」です。

Gスポットとは?

コラム5-2

Gショットの話に行く前に、まず、Gスポットの話をする必要があります。

Gスポットについて

皆さんはGスポットをご存知でしょうか?

この器官は、膣の前壁に存在する、「オーガズムと密接に関わる部位」と言われています。

しかし、解剖学的には、「膣内の他の場所と異なる組織や神経が存在するわけではない」こともわかっています。

Gスポットが快感を生み出す理由

これには、陰核(クリトリス)の存在が大きく関わっていると考えられています。

陰核が刺激を与えられると、性的興奮や快感を引き起こすということは、ご存知だと思いますが、実は、陰核の大部分は体内にあります

体外に露出しているのは、陰核全体からするとごく一部分です。

そして、体内の陰核に膣内から刺激を与えることが可能な部位が、Gスポットと呼ばれているのです。

Gショットとは?

コラム5-3

Gショットについて

ここでGショットの話に戻ります。

Gショットとは、Gスポットにヒアルロン酸を注入し、隆起させることで、Gスポットとペニスの密着度を増し、感度を高めるという治療です。

簡単そうに聞こえますが、ここで注意点が2点あります。

Gショット注意点

1つ目は、正しいGスポットの位置の把握

先ほど述べた、陰核の体内部分と膣前壁との解剖学的位置関係が把握できていないと、膣内に隆起が作られるだけになります。

そうすると、せっかくGショットを行なっても、不感症の解決にはならない可能性があるのです

よく、膣入口から2cmくらいのところにGスポットは存在すると言われていますが、確かに多くの場合、それは正しいと言えます。

しかしながら、解剖構造は、人それぞれ。

ですので、正しくGスポットの位置を把握する必要があります

2つ目は、ヒアルロン酸を入れる深さ

膣内から陰核への刺激を強めるためには、膣の粘膜下層というところにヒアルロン酸を入れていきます。

このやや深い層にまで入れないと、Gスポットを刺激しても、体内の陰核へうまく力が伝わらないため、ヒアルロン酸を入れる深さが重要になってきます。

例えて言うと、ビー玉の上に直接座った場合には痛いと感じますが、座布団を一枚敷くだけで、ビー玉があるのかさえわからなくなることと一緒です。

<Gショットの詳しいコラム>
Gショット手術って何?感度アップや不感症治療に効果はあるのか!?

Gショットの効果

これらの注意点は施術する上で、大変重要です。

しかし、逆に言えば、これらの注意点に気を付けて治療することで、不感症は劇的な改善を望めます

また、ヒアルロン酸注入の副次効果として、良質なヒアルロン酸を使用した際に、膣粘膜の湿潤環境が改善されるということも報告されています。

結果として、乾燥や潤滑不足で痛みを感じていた方にも、痛みの改善も見込める治療と言えます

施術自体は、10分もしないうちに終わり、クリーム麻酔を使用すると、ほぼ無痛です。

また、性交渉は2日後から可能です。

コラムバナー_Gショット

不感症とGショットのまとめ

日常生活に影響しにくい治療のため、手術は怖い、痛みが苦手、ダウンタイムをとりたくないという方も安心して受けられると思います。

「今までオーガズムを感じたことがない」
「感度を今まで以上に高めたい」
「濡れにくい」
「短時間の治療で日常生活のまま治療したい」

こんな方々におすすめの施術ですので、お悩みの方はぜひ一度ご相談にいらしてください。

この記事を監修した医師

ヴェアリークリニック院長

井上 裕章

医師プロフィール

東京大学医学部の卒業後は外科専門研修を修了し、外科専門医を取得。性器・生殖器官や大腸肛門を含む骨盤臓器、および下肢の疾患を専門とする外科診療にあたる中で、下半身の美容的な悩みを抱える患者さんから相談が多く寄せられるようになる。その過程で、下半身美容を専門的かつ総合的に診療している美容医療機関が存在せず、それぞれの分野に分かれて別個で診療されていることを知り美容医療の道へ。最善の治療を患者さんに提供するべく、各分野の美容系クリニックでの修練を重ねたのちに、自らの骨盤臓器と下肢に対する外科治療の経験および解剖の知識を生かし、下半身に関する総合的かつ専門的な美容医療を提供する「veary clinic」 を開院へと至る。