下半身美容に特化した異色のクリニック!井上院長へのインタビュー
2022.02.09
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veary clinic
ヴェアリークリニック広報の梅村です。
美容整形クリニック「ヴェアリークリニック」は、2022年1月に六本木に開院した、下半身への施術を得意とする美容外科クリニックです。
クリニック開院にあたって、井上裕章院長のこれまでのご経験、クリニックに対する熱い思いやこだわりを今回はお聞きしたいと思います。
ヴェアリークリニック、開院に至るまでの経歴
井上院長がヴェアリークリニックを開院するまでの経歴について質問をしました。
井上院長を知るために3つの質問
−先生が医者を目指したのはいつ頃でしょうか?
井上:明確にいつ、というはっきりしたものはないですね。
もともと、人のためにというか、人が喜んでくれることが好きだったので、気づけば医者っていうのが選択肢としてあがってきていたという感じです。
−医師というと病気を治療するイメージが一般的には強いと思いますが、どのようにして下半身専門のクリニックを開院するに至ったかを教えてください。
井上:まず、東京大学を卒業後、都内で初期研修を2年間、そこから都内にある大きめの病院で外科医として働き始め、その後は、大学病院でも勤務していました。
おっしゃる通り、もともと勤務当初は外科医としてガンなどの所謂、病気を診ていたため、開院する目標はありませんでした。
ガンなどの病気ももちろん問題になりますし、その治療は大変重要です。
ですが、重い病気の治療中に見た目の問題、美的な問題に悩んでいらっしゃる方は非常に多いということを、その時初めて知りました。
そうして悩んでいらっしゃる方の相談に乗っているうちに、いろんな方から、「どうせなら、そういったところまであなたに診てもらいたい」と言われるようになり、お声を多くいただいていくうちに、自分にできることならと開院を少し考えるようになりました。
−外科医としても先生個人としても、患者様から信頼されていたのですね。
井上:まずは、一対一での信頼関係を築きたいという思いが常にあったところがそういうところに繋がっていたのかもしれません。
ですが、患者様に対して、信頼関係を築けなかったり、言葉足りなかったりしたことで、本当に正しい治療法を受けていただけなかったこともありました。
上手く伝えられなかったことが、悔いとして残っています。
井上院長の美容外科に対する熱い思い
井上院長がクリニックの中でも何故美容外科を選んだのかを聞いてみました。
相手基準の施術を提供し、コンプレックス解消へと導く
−これまで手掛けた患者さんで印象に残っている方はいますか?
井上:います。
これは、先ほどのクリニック開院のきっかけになった方でもあるんですけど、患者様ご本人から話してもいいと言われているので、今回お話しいたします。
その方にはガンがあって、手術すれば治るという段階だったのですが、どうしても手術を受けたくないとずっと仰っていました。
キチンと説明もして、その方の理解も頂いていて、なので手術ですということは、その方も重々分かった上でした。
実は、その方はデリケートゾーンの見た目に関して、すごく深い悩みを抱えていたんです。
悩みを誰にも言えず、もちろん僕にも言えずに、「手術を受けると、そこをみんなに見付かってしまうのが、バレてしまうのが、見られてしまうのが、どうしても嫌だ」という風に思われていたのを聞いたのは、信頼関係を築いてから少し経った後です。
そのお気持ちを聞いて、「悩みが解決できる美容治療がある」ということをその方にお伝えして、美容治療を知ってもらいました。
当時は、僕が直接、美容治療した訳ではないんですけど、その方は先に美容治療を受けられた後、「自信をもってガンの手術を受けますよ」と言ってくれたんです。
ガンは正直ほっておけば、死んでしまうような病気ですけど、そういった重たい病気以上に命と同じか、下手したらそれ以上に悩んでいる方もいるんだということ知りました。
その方は今では、ガンが治られて、元気に暮らしていますよ。
冗談で、「ガンのおかげでコンプレックスが解消できたわ」と言ってくれたりしますね、すごく印象に残っています。
−素敵なきっかけでヴェアリークリニックは開院されたのですね。それだけに美容外科へ対するこだわりややりがいもあるのではないのでしょうか?
井上:例えば、ガンに対する治療はガンが治れば成功という分野だと思うんです。
けど、この美容って分野っていうのは、医者がいくら成功だと思っても、患者様の方が満足いかなければ、それは成功とは言えません。
僅か、1ミリが本人にとっての差になります。
なので、基準は常に相手基準というところにこだわり、相手基準で自分本位にならない医療が提供できるっていうところがやりがいかなと思っています。
−やりがいのある仕事だと思いますが、男性医師である先生が女性器を扱うことに抵抗はありませんか?
井上:人体の臓器において差はないとほぼすべての医者がいうと思います。
耳や鼻を診る延長にあるので、こちらとしては抵抗ありません。
もちろん、女性で気になる方もいらっしゃると思いますが、そこに関しては、のどが痛くて診せる時と同じような気持ちで診せていただけたらと思います。
女性器形成の本場は韓国と米国で、そのトップのドクターは割と男性が多かったりするので、そういった意味でも気にすることはありません。
−女性器という気になる部分の施術についてですが、先生が得意としている施術はなんでしょうか?
井上:得意としているのは、外科手術の基本手技として、切って縫うというものがあります。
そこに関しては相当な修練を積んできた自信はあるので、1つ自信を持っています。
もう1つは、プチ整形やプチ施術といわれるような、注射を使った注入系の治療です。
これも経験が必要な治療ですが、自信をもって施術しています。
注射を使った注入系の治療は、切らない手術になります。
切らない手術は、現在主流になっている手術です。
通常の切る手術は、非常に結果を早く確実に求められるものなんですけど、どうしてもダウンタイムの問題がつきまとって、1ヶ月ほど日常生活が困ってしまうこともあります。
患者様の負担を減らすためにも、切る手術以外の、注入系などの施術に対して、常にアンテナを張っています。
ヴェアリークリニックへのこだわり
井上院長がこだわっている特徴について聞いてみました。
徹底したヒアリングで理想の下半身を
−ヴェアリークリニックの特徴や強みを教えてください。
井上:当院は、ちょっと珍しいんですけれど、下半身の美容に関して、総合的に診ていこうというクリニックになっています。
下半身と一口にいうと、例えば「脚痩せ」とか「ヒップラインが気になる」とかももちろんなんですけど、さっきも出てきたように、女性器や一部では男性器、あまり多くはないかもしれませんが、肛門に関しても医療を提供しているところが強みだと思っています。
そうして下半身専門クリニックにあえてこだわるのは、もともと僕は骨盤の外科医として働いていたからです。
骨盤の外科医はどんな場所を治療するかというと、膀胱とか、子宮とか、直腸や肛門などといった臓器を治療してきたんですけど、骨盤の中、更に骨盤から足に向かっていく、神経や血管の解剖も非常に複雑です。
そして、女性器や男性器といった場所や足に関して、それぞれに特化して、レベルの高い立派な先生はいるんですけど、それらの解剖学を理解した上で、総合的に診れている人は少ないと思っています。
治療の際に、解剖の知識が欠如していると、ごくまれに思ったような結果出せないことがあります。
そうした現状を把握した上で、解剖に強くて美容的な経験もある自分が下半身に関する美容をまとめて診れたら、より人のためになれるかなと思って開院しました。
−先生の経歴ならではですね。先生はどのような患者さんにヴェアリークリニックをおすすめしますか?
井上:人に見られたり、見せたりする場所ではないので、そうした場所に悩みを抱えた方、前提としてありますが、気軽に人に相談できないという思いが特に強い方ですね。
我々は専門に診ていますので、様々な悩みに寄り添えますし、適切な治療法を提供できます。
カウンセリングの際、患者様が「もうしゃべることがない!」くらいまでお話しできればいいなと思ってはいますが、時間は大体「30分~1時間」になることが多くなります。
−たっぷり悩みを聞いてもらえそうで、安心しました。そんなヴェアリークリニックで特に力を入れている施術を聞かせてください。
井上:1つは脚痩せに対して、注射による治療です。
脚瘦せのメジャーは脂肪吸引だと思いますが、脂肪吸引は非常に長いダウンタイムとの戦いになります。
ですが、注射で治療できれば、その方が患者様に負担や時間をかけず、患者様が楽なので、力を入れている治療の1つです。
もう1つが、婦人科美容といわれる、女性器に関する治療です。
中でもヒアルロン酸系を入れる治療に対して、力入れていますね。
患者さんへ一言
今後の展望と患者さんへ一言お願いいたします
−これから井上院長を訪ねてくる患者さんへ伝えたいことはありますか?
井上:今後の展望としては、悩みを抱えてる方が1人でも少なくなればいいと思いますし、そういった悩みをお気軽に相談しに来ていただけるようなクリニックになっていければなと思っています。
患者様は、様々な悩みを抱えていると思いますが、それを人に言うことができれば、心は少し軽くなると思います。
ですが、なかなかそういった相手を探すのも難しいので、当院が悩みを聞ける場になっていければと思います。